ホメオスタシスってなに?痩せるために知っておきたい身体の不思議

homeostasis

人の身体はつねに一定のバランスを保とうとします。体温が上がれば発汗をして体温を下げようとしますし、下がれば震えなどを起こして体温を上げようとします。

皮膚に傷ができればそれをふさいで元通りにしますし、血圧が上がりすぎれば通常範囲に収まるように体内の機能を調節します。このようにバランスを保つ働きのことを『ホメオスタシス効果』といいます。

ダイエットにも無関係ではなくダイエット中の停滞期は、ホメオスタシス効果によって説明することができます。ホメオスタシス効果の事を理解すればダイエットもスムーズに進めることができるようになるんです。

ホメオスタシスを知ればダイエットも怖くない!

ホメオスタシスとは?

ホメオスタシスとはフランスの生理学者クロード・ベルナールが提唱した理論を、後にアメリカの生理学者であるウォルター・ブラッドフォード・キャノンが命名した概念です。ホメオスタシスとはギリシャ語で『同一の状態』という意味があります。

その名のとおり生物には外部の環境とは別に、体内を『同一の状態』に保とうとする機能があります。例えば発熱があれば発汗をして体温を通常に戻そうとします。反対に体温が下がりすぎれば震えや悪寒などで体温を戻そうとします。

これだけにとどまらず、自律神経、内分泌、免疫などさまざまな場面で体内では一定性を保つために活動しています。これらの一定性を保つ活動をホメオスタシスの概念としています。

ここでは体内活動のみについて説明していますが、ホメオスタシスの概念は心理学など幅広い分野で利用されています。

ホメオスタシスはダイエットにも影響する?

ホメオスタシスの効果はダイエットの現場でも起こります。理論上では消費するカロリーよりも摂取カロリーを抑えていけば必ず痩せて行くはずです。しかし、最初は順調に痩せていてもある時から全く体重が減らなくなることがあります。

これをダイエットの停滞期とか踊場などといいますが、この状態はホメオスタシス効果がでていると考えられます。

摂取カロリーが減り続けていくと身体は危機を感じて緊急事態命令を発生します。すると身体は(一定性を保つため)生命を維持しようとしてエネルギー消費量を落とします。エネルギーを抑えれば消費するカロリーも少なくなるため、同じ量の摂取カロリーでは痩せていきません。これがダイエットによるホメオスタシス効果です。

うまくダイエットを進めるためには?

ダイエットが停滞期に入ってしまったら、少し食べる量を増やすと身体が緊急事態を解消しホメオスタシス効果も薄らぎます。

よく停滞期に入ると勘違いしてさらに摂取カロリーを減らす人がいますが、全くの逆効果でこれではより身体が異常事態を感じてさらに消費カロリーを抑えてしまいます。

消費カロリーを抑えるという事は生命維持のためのエネルギーまでも削ることになりかねません。痩せにくくなるだけではなく命の危険もあるので、停滞期に入ったら少し摂取カロリーを増やしましょう。

そのほうが痩せやすくなりますし、安全なダイエットを行う事ができます。

まとめ

ホメオスタシスは身体の状態を一定に保とうとする働きのことで、フランスの生理学者クロード・ベルナールが提唱し、のちにアメリカの生理学者ウォルター・B・キャノンが命名した概念です。

ホメオスタシス効果はダイエットにもかかわりがあり、過度な減量をしていると現れる停滞期はホメオスタシス効果で説明ができます。

停滞期をうまく抜け出すためには、さらに摂取カロリーを抑えるよりもすこし摂取カロリーを増やして身体を安心させてあげることが大切です。

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