体にいいと話題のグリーンスムージー、危険性はゼロなの?

8e59eb4aa29ce1b551b409bed0416068_s

グリーンスムージーは新鮮な野菜やフルーツの栄養をまるごと体に吸収できるので、美容や健康を目指すためにはピッタリの飲み物です。

しかし、そんな体にいいスムージーでも、少しは危険があるのでは?と疑問に思う人も多いです。スムージーを選択する人のなかには健康志向の人も多いので、悪いウワサを少しでも耳にすれば心配になる人も少なくありません。

普通に飲んでいれば危険はとても少ないドリンクですが、生野菜やグリーンスムージーの危険性が話題になるとよくでてくる問題について紹介します。

グリーンスムージーの危険性について

硝酸態窒素の危険性は?

一般的に硝酸態窒素を多く含む肥料や、土壌中に存在する硝酸態窒素が植物に取り込まれ成分が残留してしまった野菜を食べてしまうことで体内に入ってきます。肥料のせいで多く含まれるとする考えもありますが、有機農法で栽培された野菜などでも残留してしまうことが知られています。

硝酸態窒素には酸素欠乏症や発がん性などが指摘されており、妊婦さんや乳幼児への大量摂取は避けた方が良いとされています。

ただし、WHO(世界保健機構)では大人であれば野菜からの硝酸態窒素は健康被害がないとしています。

世界各国の動きとしては硝酸態窒素の過剰な摂取は避けるべきとしながらも、野菜やフルーツは積極的に食べた方が良いというのが一般的です。

一方でEUでは厳しい硝酸態窒素の規制基準があります。これはEU市民の健康と安全を考えたという一面と同時に、政治的にメッセージ性の強い健康団体に配慮したかなり偏った基準であることも知っておいた方がいいかもしれません。

日本については硝酸態窒素の健康被害について、科学的根拠が低いとして設置基準を設けていません。

こういった世界のながれのなかで考えれば、硝酸態窒素大量摂取した場合にはたしかに若干のリスクはあると考えていいでしょう。

では、野菜などを食べるのは避けるべきなのでしょうか?

答えはノーです。たしかにごくわずかなリスクはありますが、そのリスクは野菜や果物を摂取しないことへのリスクに比べたら微々たるものです。

野菜にはがん抑制効果や健康への効果が科学的に証明されてきています。現段階でそれほど多くない硝酸態窒素のリスクを心配するよりは野菜や果物などを食べないリスクのほうが大きいのです。

とはいえ野菜ばかり、フルールばかりは体によくありません。どのようなものでも偏った栄養を取っていれば病気や健康に被害があることは間違いありません。バランスの良い食事のうえて適度にスムージーを楽しみましょう。

食中毒の危険性は?

食中毒というと肉や魚などのイメージが強いですが、生野菜系でも起こりえます。

以前にも浅漬けの食中毒が頻繁に起こったことがありましたし、最近では瓶のなかにサラダを彩りよく詰め込んだ、ジャーサラダでの食中毒も問題になっています。

危険な食中毒の症状といえばO-157やO-26などにみられる腸管出血性大腸菌感染症です。これらの原因は大腸菌です。

大腸菌が発生してしまう経路としては2つ考えられます。

ひとつはそもそも土壌にいる場合。そして、調理過程で混入し爆発的に増殖してしまった場合です。

土壌については農林水産省が2007、2008年に生食野菜用の検査を実施しています。その中ではO-157やO26などの腸管出血性大腸菌感染症の菌は発見されなかったという報告があります。

したがって現段階で気を付けたいのは調理による菌の混入、増殖です。これらを防止することが食中毒を予防するポイントです。

グリーンスムージーを作る時には調理前にしっかり手を洗うこと。野菜や果物をカットするときには肉を切った包丁で切らないこと。

またスムージーを作ったらすぐに飲んでしまいましょう。家庭での作り起きは危険ですので作ったら新鮮なうちにすぐ飲みほすことが大切です。

残留農薬の危険性は?

残留農薬の問題を気にする人も多いです。日本では過去にさまざまな農薬の健康被害が報告されています。農薬が人体に影響を与えるのは間違いありません。しかし、農薬を使わなければ日本人を支える野菜や果物を作るのはほぼ不可能になります。

問題は農薬を使うことではなく、素材に農薬がどれほど残ってしまっているかという事です。

現在厚生労働省ではすべての農薬、資料添加物で残留基準の数値を設定しています。これは、毎日食べ続けて一生を過ごしても悪影響がでないとされる一日あたりの数値です。

こういった厳格なルールを守った野菜や果物が市場に出回ってきますので、過剰に心配をする必要はありません。安心して売っている野菜や果物でグリーンスムージーを楽しんでも問題ありません。

しかし、どうしても心配なのであれば精神衛生よくないので無農薬の野菜や果物を使用するといいと思います。なんとなく嫌な思いを我慢しているとせっかく健康にいいグリーンスムージーも効果が半減してしまいます。

それぞれの状況に合わせて柔軟に判断するといいでしょう。

過剰摂取の危険性は?

野菜や果物からつくるグリーンスムージーにはビタミン類やカリウムが含まれています。

これらの栄養素には過剰症といって多くとりすぎることで、体に不調をきたすことがあります。

とくに体に蓄積しやすいビタミンA、D、カリウムは摂りすぎに注意する必要があります。

カリウムは腎臓機能が低下して高カリウム血症を起こす危険があります。ビタミンAは頭痛、吐き気、甲状腺機能の低下などが報告されています。ビタミンDは腎臓障害や動脈硬化などの危険があります。

こういったことを知ってしまうと少し怖くなってしまうかもしれませんが、これは過剰に摂取した場合のケースです。一日一杯のグリーンスムージーで健康な人が過剰症をおこす心配は考えにくいです。

また、ビタミンやカリウムが反対に不足すれば、欠乏症を起こすこともあります。これらの欠乏症は骨の石灰化障害、感染症への抵抗力低下、皮膚や粘膜機能の低下、低血圧、不整脈などです。

1日に100杯、200杯とスムージーを飲むのはどうかと思いますが、健康な人が栄養バランスのよいグリーンスムージーを毎日適度に飲むぐらいではあまり危険性を気にする必要はないでしょう。

まとめ

大量摂取や過剰摂取の問題はたしかにあります。しかし、そういった被害は非常に大量に成分を摂取した場合に起こりえます。

大量摂取の被害を恐れて野菜や果物を食べないという選択をすれば、むしろそちらの方が健康に害を果たす危険性は高くなる可能性があります。

グリーンスムージーによる適度な野菜や果物の摂取は健康被害のリスクよりも、健康を維持するためのメリットの方が高いと考えられます。

PR

  • このエントリーをはてなブックマークに追加